妊娠・出産・育児

[妊娠の記録]上司への妊娠報告、いつ行うのがベスト?

前回は私が妊娠に気づいた時のお話をしました。
産婦人科での妊娠が確定した時、私は妊娠5週。
頭によぎったのは「会社の上司にいつ報告すべきか」ということでした。
今回は私が上司や同僚に妊娠を伝えたタイミングや方法をお伝えします。

直属の上司へは産婦人科での妊娠確定後すぐ

実は、両親や義両親よりも先に妊娠を伝えたのが、直属の上司でした!
今まで雑誌などで「会社への報告は安定期に入った頃」というのを
よく見かけていたので、私もそうするものだと思っていましたが、
予定よりもだいぶ早い報告となってしまいました。

これには理由があります。
私は正社員のフルタイム勤務で、産婦人科で妊娠が確定した次の週に、
「妊婦にはできない体に負担がかかる仕事」を任されていました。
その仕事まであと数日しかなく、私が担当できないのであれば後任を
急いで探し、引き継ぎを行う必要がありました。

そのため、胎児の心拍が確認できるよりも前、
私の場合は妊娠5週の時点で上司に報告することになりました。

正直、「こんなに早い段階で報告して迷惑じゃないか?」
「妊娠して、はしゃぎすぎだと思われないか?」と考えましたが、
その仕事が原因で万が一胎児に何かあったとき、
私は後悔してもしきれないと思い、報告することにしました。

また、赤ちゃんは私だけの子ではなく、夫の子でもあります。
何かあったら夫にも申し訳ない。
「この子を守れるのは私しかいない」と思った瞬間でした。

どう報告した?上司の反応は?

ちなみに私の上司は50代の女性です。大学生のお子さんもいます。

後任探しまで時間がなかったため、上司への報告は電話で行いました。
まず第一声は、「おめでとう!よかったね」ととても喜んでくれました。
仕事のことが心配だった私の暗い声色を一蹴し、「仕事は大丈夫だから」と
何度も言ってくれて心強かったです。

報告した際には下記のことを意識して伝えました。

①今妊娠5週であること、体調の変化について
②次週担当する予定の仕事ができそうにないこと
③後任を数日で決めなければならない状況であること
④その仕事の進捗状況や、担当者変更に伴って考えられる問題点
⑤所属部署の同僚には私の妊娠を告げたいと思っていること

⑤の、部署内の同僚への報告は、もし私が逆の立場で後任の話を受けた場合、
「なんで私が担当することになるのか」という理由を聞きたいと思うからです。
また、体調不良で仕事を休み、誰かに代わってもらう可能性もあるので、
今後の人間関係でしこりを作らないためにも伝えておく方がいいと思いました。

今後について、私の意思を尊重してくれた上司

反対に、上司からは下記のことを聞かれました。

①今後の仕事はどうしたいか
(今まで通り続けて、産休・育休取得後に復帰するか、退職を考えているか)
②仕事を続ける場合、在宅でできるよう調整するか
③役員や所属部署以外の社員への報告はどのタイミングがいいか

どれも私の意思を尊重したいという質問ばかりで、本当にありがたかったです。
結果、私は「仕事は続ける・在宅勤務希望・他の社員へは安定期に報告」を
希望として伝えました。

特に、コロナ禍でもあったので、外回りや通勤で人と接する機会を
減らすことができる在宅勤務を希望として伝えられてよかったです。

上司は私の希望を叶えるために調整し、役員への報告の際は同席して
今後の引き継ぎや産休・育休後の仕事についても説明してくれました。

そしてその後も私の体調を気遣いながら、仕事をさせてくれたので、
本当に感謝しかありません。

報告のタイミングは人それぞれ

妊娠の報告を、私のような早い段階で行う人は少ないかもしれません。
こう言ってはなんですが、
「報告後に妊娠が継続できなかったら…」と思ったこともあります。

しかし、私はあのタイミングで報告できてよかったです。
結果的に体に負担をかけることなく、仕事をすることができました。
※仕事をすることで多少の負担やストレスはもちろんありますが…。

また、部署内の同僚にも上司とほぼ同じタイミングで報告したことで、
仕事のやりとりで気を使う必要がありませんでした。
私ができないことをお願いする代わりに、できることは積極的に
私が担当するように心がけました。
その甲斐あってか、人間関係はキープできていると思っています(笑)!

雑誌やネットでの情報はあくまで参考程度にとどめ、
「自分はどうしたいか」「自分の仕事の状況ではいつ報告した方がいいか」と
考えることが大切だと思います。
きっと、全ての人にベストなタイミングなんてないのでは。
一人一人仕事の内容も状況も異なるはずです。

今回の私の体験談も、「ぱたこさんはそうだったのね」程度に
受け止めてもらえればうれしいです(^ ^)